2016中山記念〜イスラボニータ〜
2016年02月28日(日)
中山11R 第90回 中山記念(G2)
注目馬:イスラボニータ(美浦・栗田博)
春競馬の幕開けと共に行われる伝統のG2競走・中山記念。
例年上半期のビッグレースを目標とする実績馬が出走するレースとして注目を集めているが、今年は昨年の二冠馬ドゥラメンテをはじめ、皐月賞・朝日杯FSとG1を2勝しているロゴタイプ、更に、昨年ジャパンC2着馬ラストインパクトや、ドゥラメンテと共に3歳戦を盛り上げたリアルスティールなど錚々たるメンバーが名を連ねた。
近年では、本競走のあとに3月末のドバイ国際競走、4月末の香港・クイーンエリザベス2世カップ(G1)に臨む馬も見られるようになった。2011年優勝馬・ヴィクトワールピサはこのレースをステップにドバイWC(G1)を制し、2014年優勝馬・ジャスタウェイもその後ドバイDF(G1)を圧勝した。
そんな格式高い一戦、当コンテンツの注目馬は、ここをステップに豪州遠征をプランしているクラシックホース【イスラボニータ】。
一昨年の皐月賞馬で日本ダービーは2着。昨秋は毎日王冠・秋の天皇賞・マイルCSで全戦3着と勝ち運に見放された格好だが、馬券圏内にはしっかりと入った。
前走のマイルCSでも、出遅れながらも年度代表馬に選出された勝ち馬・モーリスを追い詰めたラスト3ハロン“33秒0”の脚は際立った。
間隔をあけてレースを使った方が良いタイプで、休み明けも【2.1.1.1】と安定して走れている。
昨年は中山記念のみ5着と馬券圏外に飛ばしたものの、雨馬場で脚を取られたことが敗因であり、不安視する必要はなく、他馬の休養明けの戦績が乏しいことからも安定して走れる同馬は魅力十分。
中間の調教も順調であり、豪州遠征をプランしているものの、このレースに向けてまずは全力投球といったところ。
先輩クラシックホースの意地を見せ、世界に向けて飛躍する1年にする為にも、恥ずかしい競馬はできない。